解散日記39
12月23〜25日
「こっぷノなかノ太陽」
久々の公演なので見に来てくれる人がいるかどうかが不安だったが ペヨトル工房MLのメンバーの人たちをはじめ、多くの人が駆けつけてくれた。客席が寂しいとパフォーマンスにも影響する。とても嬉しかった。すべての観客に感謝したい。
「こっぷノなかノ太陽」では、さまざまな実験を試みた。もちろんうまくいったものもあれば、失敗したこともある。イマージュが豊かな幻想が起きている状態の中に、現実のリアリティを如何に射し込めるかということをトライしたのだが、ちょっと巧くいかなかったようだ。これは舞台を継続しながら、表現できるようにしていきたいことだ。課題はその他にもいろいろある。自分の傷をきちんと晒けることができたか、新しい動きの形を創造できたか。
演出の問題はあるが、それにしても中嶋みゆきのパフォーマンスは良かった。台本の意図を汲取って身体の中で昇華してから形態にしてくれた。外から自分がどう見えるかの目ももっているし、ダンサーのタイミングに演劇のタイミングで応じて欲しいという、かなり難しい要求もなんなくこなしていた。
いくつか次につながるような話しもあり、最終日に、解体社の清水さんの愛のあるダメ出しもあり、ボクは、かなり満足して3日間の本番を終えた。この舞台を足がかりに、来年、何か動きのあることをしていきたいと思っている。
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