解散日記25
10月04日
不思議な感覚がある。
今、いくつかステージの仕事を抱えていて、外出する機会が多く、バイトに来ているAさんと直接会う機会が少ないということもあるのだが、最近、Aさんと話すのがメールになっている。しかも直接のメールのやりとりではなく、ペヨトルのMLの中で、レスを書いたりする会話だったりする。ちょっと面白い。みんなの見ている前で、おんなじ解散会社にいる、二人が対話をしている。それもかなり濃い内容の。
断裁指示を出されて、逃げ出しちゃおうかと思いました。なんのためにここに来ているんだって思いました。と、Aさんに書かれて、ペヨトルのことを思ってきてくれているのは、重々分かっているのだけれども、そこまで感じているのだと、改めて思いを巡らしたりする。
そうしたことも含めて、最後の断裁は難しい。今、HPのブックショップではかなり本が売れている。MLを立ち上げてくれたり、メルマガができたりした結果だと思うけれど、とにかく本が動いている。ここからの予想をつけるのが難しいのと、何をどこに、どうやって残すのが問題だ。ペヨトル工房はなくなってもまだ本は生きている。生きている本をかってに潰しちゃぁいけない。読者のいる限り手渡していきたい。
ペヨトルのMLでもみんなが、最後の在庫についていろいろ思ってくれているのが伝わってくる。ネットが機能しなければ、起こらなかったことだし、その気持ちもまったく伝わってこなかったことだろう。活動停止したときに反応がなかったのは、ネットもHPもまだ上手に立ち上げられていなかったからかもしれない。何も反応がなかった。反応が無かったんじゃなくて、ネットやHPがちゃんと稼働していなかったのかもしれない。
ここ何ヶ月か、ボクは、人のネットワークの中にふわっと乗って不思議な感じを味わっている。
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